「ヨハネ受難曲」を聴いてきた

マタイじゃないよ。ヨハネだよ。
パンフレット&チケット

13:30

神奈川県立音楽堂にて、当日券購入。7列25番をチョイス。開場まで暇なのでチラシに一通り目を通す。要らないのを捨てる。2枚保留。荷物を無料ロッカーに預ける。

14:00

開場。座席チョイス大正解、かなり良い位置。但し古いホールなので椅子が狭い狭い。荷物を預けたのも大正解。ステージには、鮮やかな紅の「ラウテンクラヴィーア(リュートチェンバロ)」が中央に鎮座。
ラウテンクラヴィーア
脇に配置されたチェロ、コンバスが対象的に古めかしくて渋い。
舞台全体

14:15

プレトーク開始。ヨハネ受難曲について。成り立ち、構成など。マタイとは一味違うらしい。あとリュートチェンバロについて。ガット弦が張られた特殊なチェンバロで、日本に2台しかないらしい。ソロパートが少し弾かれたが、期待してたよりも割と金属的でちょっと残念だったり。

15:00

開演。指揮者兼リュートチェンバロの渡邊氏、立ったり座ったり忙しいこと。タイミング間違えやしないかとヒヤヒヤする。
リコーダー?がのっぺりしててなんかヤだった。

16:00

休憩を挟んで第2部。エヴァンジェリスト(福音史家)役のエルウィス氏が座っている時、靴下が緩んでスネが見えちゃってることに気付く。立ち姿はビシッと決まっているだけに、面白過ぎた。

17:30

終演。正直長くてキツかった。コラールは美しかったので、今度CD借りようと思う。

雑感

ヨハネ受難曲」におけるイエスの最期が、映画「ラストサムライ」における勝元盛次(渡辺謙)の最期に似ているように思えた。

  • エス「成し遂げられた!」ガクッ → 使徒「おお主よ!」
  • 勝元「完璧だ!」ガクッ → 兵隊(無言で土下座)

本懐を遂げて死んだ武士は神格化される。死んだ瞬間、イエスと勝元は同格となる。そう考えれば「ラストサムライ」は武士道の西洋人による純粋な体現ではなかったとも考えられる。かな?かな?

というわけで武士道や聖書をもっとよく知りたくなった。